すべては停電から始まった。後編
システムを入れ替える前にハードディスクにアクセスができなくなった問題を解決しなくては事は始まらない。
原因はアクセス権がカスタムとなっている点。このアクセス権が変更できればなんとかハードディスクにアクセスできるはず。しかし、自力では変更方法がわからず、頼みの綱アップルに電話する事にした。
専門の部署につないでいただき、対策を教えていただいた。
ハードディスクの初期化しかないらしい。しかしデータは重要なものがあるのでぜひデータを救出したい事をつたえると、root権限でログインして試す事を勧められた。
こちらしてはターミナルからアクセス権を変更する方法などを教えていただきたかったのだが、ターミナルでの操作についてはサポートしないらしい。
GUIを使った通常の方法を教えていただいた。
インストール用のDVDから立ち上げて、リセットパスワードで「root権限」を設定する方法。
こちらのroot権限を設定し、再度起動するとアカウントに新しいその他のユーザーが追加されこちら
にアカウントrootで、ログイン。
するといままでアクセスできなかったハードディスクにアクセスする事ができた。
電話口の担当者の方にアクセスする事ができた旨を使えると「よかったですー」と喜んでくれた。
「このアカウントはなんでもできる権限をもっているのでハードディスクの移動、初期化が終了したらアカウントを削除してください」とのことも言われた。
電話を切ると早速ハードディスクの移動、フォーマットを実行。
MacBookの空き容量も使ってとりあえず、ハードディスクの中の一台はデータの移動を完了した。フォーマットも問題なく終了。
試しにiMacG5でアクセスしてみると何事もなかったようにアクセスは可能であった。
そんな感じでデータの移動とフォーマットを完了し、いよいよiMacG5の必要なデータを移動させる事となった。
その辺りも完了し、ここまでやったので、iMacG5もクリーンインストールする事にした。
アプリケーションの設定は面倒だが、機能拡張でいくつかのファイルが見当たらなくなったせいで、通常起動できていたアプリケーションでも「文句」をいってくる輩がいたからである。
そんなこんなで、とりあえず通常の使用に戻るまで約3日ほどかかった。
不足しているソフトやユーティリティは必要に応じてインストールすることにしよう。