今年の最後にAutomatorを使ってみた
音声の調整にAutomatorを使ってみました。
200個(当初の倍)の音声の音量が若干小さいのです。
切り出す前に調整すればよかったのですが、最初に確認した時はそれほどでもなく思ったのでそのまま切り出したんですけど。ちゃんとレベルメータみてればよかったんです。反省。
しかし、そうはいってもそのままではだめなので、200個の音声にコンプレッサーとリミッターをかけ音量を調整することにしました。
これだけの数だとかなり時間もかかりそうなので、なんとかAutomatorに手伝ってもらえないものかと探してみたところ、SoundtrackPro用のアクションで使えそうなものがありました。
「レベルオプティマイザー」
試しにつかってみたところいい感じにレベル調整してくれました。0dBを超えない程度で、ロックとはちがって優しい感じにコンプレサーがかかっていました。
さて、アクションとしてはいいのですが、これをどうやって自動化できるのかが問題です。
本来ならそのまま完全自動を実行したかったのですが、どうしてもファイルをセーブした時点でアクションが終わってしまいました。
仕方がないので、ファイル一つ一つをサービスで変更することにしました。これでも、ファイルを開いて、メニューから選択してみたいなことをするより楽だし、間違いがないと思います。
Automatorでの作成は、新規メニューからサービスを選んで、レベルオプティマイザーを配置、オーディオファイルを保存を組み合わせて最後にサービス名をつけて保存。
これで、Finderの右クリックのサービスの中から使えます。
Automatorにサービスの呼び出しみたいな機能があれば、完全自動でファイルの処理ができたかもしれないのですが。
それから、アクションを録画する方法も実践しました。
これはAutomatorに望みのアクションがなかったのでマウス操作などを記録させて、同じ動作を繰り返させました。左右のレベルがちょっと気になるので、いったんモノラルにして、ステレオに戻す手順を施すのです。
このときのミソはAutomatorの実行を押すとAutomatorがアクティブになったままで、SoundtrackProに移動しなかったことで、SoundtrackProに切り替えるのは人力でやらなくてはならず、そのときのタイムアウトが0秒だとアプリケーションの切り替えが間に合わないということになり、全然実行されませんでした。
なので、タイムアウトまでの時間を2秒に設定し、その間に切り替えるという技を使ってなんとか切り抜けました。なかなか自動化の道は遠いです。
Automatorにももっともっと進化してほしいところです。フィルシラーがデモンストレーションをした鳴り物入りの機能だったんですから。
来年はAutomatorがもっと使いやすく便利になることを期待して、来年もMac、よろしく。
楽しい世界を見せてください。
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